2023年10月05日

２０２３年のノーベル生理学・医学賞を受賞したカタリン・

カリコ氏の研究に対する情熱と執念には感銘を受けました。

ハンガリー全体の景気が後退して研究費が打ち切られて研究室

は解散。新天地を求めて夫と幼い娘の３人で渡米する。当時は

１００ドル以上の外貨を持ち出すことが禁じられており、娘の

テディベアのぬいぐるみの中に現金を隠して持ち込んだという。

米ペンシルベニア大職を得たが、研究が評価されず、企業に助

成費申請を断られたり、大学でポスト降格に会ったりするなど

困難な道のりだったようです。

再三の試練や困難を克服して、メッセンジャーRNAを使うワ

クチンはアイデア段階から約３０年かけて実を結んだようです。

このような地道な努力が無ければ、新型コロナウィルスによる

パンデミックは収束できなかったと思われます。

今後も、人類は様々な困難に対して立ち向かっていかなけれ

ば行けないのかもしれません。