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「人材囲い込み」から「人材流動」へ
2025年09月25日
これまで日本の大手企業の多くは新卒一括採用で、社員に
「就職」ならぬ「就社」を求め、社内に囲い込み、配属する
部署や仕事や地域も会社都合で決めてきました。その代わり
に定年まで面倒を見る終身雇用と年功に応じて昇給する年功
序列制を保証してきました。
ところが、最近では3人に1人が半年未満で退職してしま
い、若手人材の定着に苦労している企業が増加しています。
そのため先進企業は、「人材囲い込み」から「人材流動」へ
人事の前提を変え始めています。例えば、自社から飛び出した
若手・中堅人材を積極的に活用しようとする企業の動きが顕
著です。また、ある金融機関では、新卒採用合格者のうち、内
定受諾を辞退した学生が3年以内に中途入社を希望した際の優
遇採用枠を設けました。