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労務相談Q&A

2021.01.16

傷病手当金について教えてください。

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 傷病手当金は、病気やケガの療養のため働けなくなったときに、本人や家庭の生活を守るために設けられている公的な制度です。病気やケガで仕事を休んでいる間、公的医療保険(協会けんぽ・組合健保・共済組合)から所定の手当金を受け取ることができます。仕事ができずに収入が少なくなる中で、大いに頼りになる制度だと言えます。
 傷病手当金は、次の4つの条件をすべて満たしたときに支給されます。
 (1)療養を要する病気やケガが業務外の事由によること健康保険給付として受ける療養に限らず、自費で診療を受けた場合でも、仕事に就くことができないことについての証明があるときは支給対象となります。
 (2)病気やケガの療養で仕事に就けないことその仕事に就けないかどうかの判断は、医師の意見などをもとに本人の仕事内容を考慮しながら行われます。本人の自己判断や自己申告で決まるわけではないので、その点には注意が必要です。
 (3)連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと業務外の事由による病気やケガの療養のため仕事を休んだ日から連続して3日間(待機)の後、4日目以降の仕事に就けなかった日に対して支給されます。待機には、有給休暇、土日、祝日等の公休日も含まれるため、給与の支払いがあったかどうかは関係ありません。
 (4)病気やケガで仕事を休んでいる間に給与の支払いがないこと給与の支払いがあっても、傷病手当金の額よりも少ない場合は、その差額が支給されます。傷病手当金が支給される期間は、支給開始から最長1年6ヶ月となっています。その支給開始を起点とした1年6ヶ月は、基本的にリセットもストップもありません。たとえば、その期間中に症状が軽快して出勤したことで給与が発生した日があったとしても、それも1年6ヶ月のなかに含み込まれることになります。そして、支給開始後1年6ヶ月を超えたら、それ以降は仕事に就けなくても傷病手当金が支給されることはありません。傷病手当金の1日当たりの支給金額は、支給開始日以前の継続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額を平均し、それを30日間で割った金額の3分の2となります。

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